【※受付終了】 第40回 全国ボランタリズム推進団体会議(通称:民ボラ)in山梨
2023年5月27日
企画・運営:民ボラ世話団体山梨&東京チーム
ボランタリズムを推し進める上でのいろいろな課題を協議するなかで、ボランティア活動推進団体やNPO支援センターのミッション・運営のあり方を考える場として開催します。理事、監事、ボランティア、事務局員など、民間非営利団体の組織運営にかかわるすべての皆様にご注目いただきたいプログラムです。ふるってご参加ください。
⇒開催要項はこちら
開催日時 2023年7月22日(土)13:30~7月23日(日)12:45
(受付・接続開始:13:00~)
会 場 やまなし地域づくり交流センター 及び オンライン(Zoom)
主 催 ボランタリズム推進団体会議
(世話団体一覧)
茨城NPOセンター・コモンズ/大阪ボランティア協会/静岡県ボランティア協会/JUON NETWORK(樹恩ネットワーク)/市民活動センター神戸/世田谷ボランティア協会/ちば市民活動・市民事業サポートクラブ/東京ボランティア・市民活動センター/東京メディエーションセンター/とちぎボランティアネットワーク/富士福祉事業団/ボランティア・市民活動学習推進センターいたばし/山梨県ボランティア協会(五十音順)
参加対象 全国のボランティア・市民活動推進団体の役職員・スタッフ・関心の
ある方※ボランティア・市民活動センター、NPO支援センター、社協、
自治体職員、NPO、ボランティアグループ、一般市民など、どなたでも
ご参加いただけます。
参 加 費 4,000円/人(1日のみの参加も同じ)
※参加申込者は期間限定で公開可能な全体会とセッションのアーカイブ視聴ができます。
定 員 100名
参加申込み お申し込みはこちらから 締切:7月14日(金)
※定員に達した場合締め切ります。
※参加費用は、7月15日(土)までに下記の口座にお振込みください。
お支払口座 山梨中央銀行 本店営業部 普通預金 2141158
トクヒ・ヤマナシケンボランティアキョウカイ
(名義人) 特定非営利活動法人山梨県ボランティア協会
※振込手数料につきましては、ご負担をお願いいたします。
◇参加費の振り込みが確認できましたら、開催3日前までにオンライン(Zoom)のURLや注意事項をメールでお送りします。
13:30~13:45
開会・趣旨説明:民ボラが目指すこと、今回の組み立ての趣旨
成果と効率ばかりが問われる中で、公共サービスを企業が提供する場面が増えました。行政から企業に主体が移行するなかで、市民はサービスの顧客となる「お客様化」社会が進む状況です。これは、市民が主体的に地域のあり方を考えるという意味での民主主義が揺らぎ出しているとも言えます。これに対して「コモン」(共有財)をキーワードに、公共サービスを市民の手に取り戻す運動(ミニュシパリズム=地域主権主義)が広がってきています。
一方、軍事費が激増し「有事」が現実化しかねない状況が進んでいます。平和を目的に掲げて戦争が起こされる中、「戦争の反対は平和ではない。対話である」として、国境を越えた市民の対話によって平和を築こうという「対話プロジェクト」も始まっています。
多様な場面で、市民が主体となる取り組みが広がるなか、今回の「民ボラ」では、これからの市民活動推進のあり方を考える集いとしたいと考えています。
13:45~15:15
オープニング全体会:「対話」と「自治」を進めるために
谷山博史さんは、代表理事も務めた日本国際ボランティアセンターで、アフガニスタンなど戦地での駐在を経て、当事者による「対話」の重要性を実感。平和を理由に戦争が始まる現実をふまえ、「戦争の反対は平和ではない。対話だ」として、現在、「台湾有事」を起こさせない沖縄対話プロジェクトを精力的に進めておられます。
一方、内田聖子さんは、新自由主義がもたらす不公正な社会を批判し、TPPのウォッチと調査、政府や国際機関への提言などに取り組んでこられました。また昨年の杉並区長選挙では、市民の自治的なまちづくりを進めるため、市民参加の選挙運動の選対本部長として奮闘され、市民派候補の当選を勝ち取られました。
両氏を迎え、「対話と自治」をテーマに、市民が主体となって平和で公正な社会づくりを進めるために、私たちが目指すべき方向性と市民主体の活動の進め方について考えます。
登壇者
谷山博史 さん(「台湾有事」を起こさせない沖縄対話プロジェクト 呼掛人・実行委員)
内田聖子 さん(特非・アジア太平洋資料センター(PARC) 共同代表)
司 会
早瀬昇 さん(福・大阪ボランティア協会 理事長)
15:30〜17:30
テーマ別セッション①②
セッション①平和構築
戦争を起こさせないために市民団体と支援機関は何ができるのか?
〜軍事力増強ではない市民の「解」は〜
平和構築には、軍事力強化ではなく、非戦のための対話や非人道兵器廃絶などの取り組みが重要です。しかし、予算ベースでは世界大3位にもなるという軍事大国化を進める政府の方針が漫然と支持される一方、対話や非人道兵器廃絶などの活動への関心はなかなか高まりません。この問題への市民の関心をどう高め、当事者意識にもとづいた活動をどう広げるのか?戦争を起こさせないための市民活動と活動支援機関のあり方を話し合います。
シンポジウム
谷山博史 さん(「台湾有事」を起こさせない沖縄対話プロジェクト 呼掛人・実行委員)
目加田説子 さん(特非・地雷廃絶日本キャンペーン 副代表理事)
コメント
矢野正広 さん(認定特非・とちぎボランティアネットワーク 理事長)
実吉威 さん(特非・市民活動センター神戸 事務局長)
ファシリテーター
早瀬昇 さん(福・大阪ボランティア協会 理事長)
セッション②市民と選挙
市民主体の地方自治〜市民による選挙はどう進められたのか?〜
ボランティアやNPOは、よりよい地域や社会をつくるために日々活動していますが、課題解決のためには、政策提言しながら議会や行政とつながることも重要でしょう。全国各地では政策をもって市民が擁立した首長や議員も活躍しています。
昨年の杉並区長選挙では、市民が擁立した候補者が現職に対して187票差で当選しました。また4月の杉並区議会議員選挙では、女性の議員が過半数となりました。選挙への関心が高まり、投票率もアップしています。
そこで、このセッションでは、昨年の杉並区長選の進め方を事例に、市民がどのように政策をつくったり議会と関わったりするのかを考えます。
事例提供者
内田聖子 さん(特非・アジア太平洋資料センター(PARC) 共同代表)
コーディネーター
鹿住貴之 さん(認定特非・JUON NETWORK 理事・事務局長)
18:00~19:00
交流のためのワークショップ
山梨県ボランティア・NPOセンター開館45周年に因み~感謝と未来への集い~と題し、会場参加者のみによる交流会を行います。(Zoomでの参加はできません。)
参加費1,000円、資料・お土産等経費となります。
(1)オープニング
山梨県ボランティア協会45周年・5ヶ年の歩み~動画による振り返り~
(2)感謝と未来への集い
○永年にわたり山梨県ボランティア・NPOセンター運営を支えている「いつか会」グループに感謝の意を表します。
○参加した皆さま(各人)より未来へのメッセージを発信して頂きます。メッセージの発信内容・方法等は、当日受付にてご案内致します。
タイムカプセル的なイメージです。楽しみにご参加ください。
○参加者のふれあい交流を図ります。
司会進行
(特非)山梨県ボランティア協会 スタッフ
9:15~11:15
テーマ別セッション③④
セッション③若者・学生
ボランティアが生み出す社会的効果と影響
~我々未来社会の構成員に託された役割と使命について考える~
大人によってあらかじめ仕組化されたり、用意された取り組みではなく、学生ボランティアがやりたい事に主体的に取り組み、社会へ発信するには、どんなことが必要なのでしょうか。このセッションでは学生ボランティアと推進団体からの話題提供をもとに、参加者からの意見も交え、学生ボランティアが思いを大事にした取り組みをどう育てるのか、社会へ想いを届けるために推進団体からの話題提供をもとに、参加者からの意見も交え、学生ボランティアが思いを大事にした取組みをどう育てるのか、社会へ想いを届けるために推進団体が何を大事にするのか、どんなことができるのかを考えていきます。
話題提供者
大学生ボランティアサークル
梅田海咲 さん(山梨ボランティアサークル甲斐縁隊 代表)
菅野れな さん(山梨ボランティアサークル甲斐縁隊 副代表)
川添花音 さん(特非・チャリティーサンタ甲府支部 代表)
福本彩心 さん(特非・チャリティーサンタ甲府支部 副代表)
高校生ボランティアサークル
佐瀬未帆 さん(高校生ボランティア団体FLAP 代表)
鈴木文 さん(高校生ボランティア団体FLAP 副代表)
丸山善一郎 さん(高校生ボランティア団体LINK 代表)
望月虹葉 さん(高校生ボランティア団体LINK 副代表)
ファシリテーター
大野覚 さん(認定特非・茨城NPOセンター・コモンズ 常務理事・事務局長)
セッション④子ども・子育て
プレーパークや地域の取組みから学ぶ 市民主体でつくる子どもの未来
~子どもを取り巻く課題解決に市民はどう関わっていけばよいのか~
子ども家庭庁が創設され、少子化への異次元の政策を実行するという政府に子どもの未来を任せられるのか?東京世田谷区の羽根木公園でプレーパーク活動を始め、継続させるために乗り越えてきたハードルはどのようなことなのか?
法律や制度、過去の常識にとらわれず、本当に必要なことを実現するために市民のすべきことは何か?羽根木プレーパークや荒川区で地域の多様な市民や行政が連携している「あらかわ子ども応援ネットワーク」、居場所作りの取組みから、子どもの育みを支える地域づくりを目指すために市民が果たすべき役割を考えていきたいと思います。
事例提供者
天野秀昭 さん(特非・園庭・園外での野育を推進する会 理事長)
大村みさ子 さん(あらかわ子ども応援ネットワーク 代表/
一社・子ども村ホッとステーション代表)
ファシリテーター
枝見太朗 さん(元 一財・富士福祉事業団 理事長)
11:30~12:30
クロージング全体会
平和と公共を築く市民活動~どう進めるか?何が大切か?~
「中間支援のあり方を問う」
民ボラ等を通しての気づきや学びについて確認するとともに、これからの市民活動を推進するために大切なことは何かについて考えます。
① 各セッション報告
② 民ボラを通しての気づきから
これからの市民活動を推進するために大切なことは何か
③ 中間支援への期待を一言
コーディネーター
渡辺裕一 さん(山梨県ボランティア・NPOセンター運営委員会 委員長/武蔵野大学教授)
12:30~12:45
閉会・主催者挨拶(12:45終了)
やまなし地域づくり交流センター
山梨県立やまなし地域づくり交流センター / 甲府市丸の内 (yamanashi-cc.jp)
山梨県甲府市丸の内二丁目35-1 JR中央本線・身延線 甲府駅南口から徒歩15分
山梨県ボランティア・NPOセンター(土屋・駒井・田辺)
E-mail:yvnc@yva.jp
TEL:055-224-2941・FAX:055-232-4087
沖縄県名護市在住。1958年東京出身。大学院在学中からJVC(日本国際ボランティアセンター)に参加。1986年からタイ、ラオス、カンボジア、アフガニスタンなどに12年間駐在。東京で事務局長と代表理事を20年間、務める。2015年~19年までJANIC(国際協力NGOセンター)理事長。辺野古の基地建設反対運動に深く関わる他、市民社会スペースNGOアクション コーディネーターなども務める。著書に「非戦・平和・NGO」など。
NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC)共同代表。NPO法人日本国際ボランティアセンター(JVC)理事。世界貿易機関(WTO)や二国間・地域間の自由貿易・投資協定のウォッチと調査、政府や国際機関への提言活動、市民キャンペーンなどを海外の市民社会団体とともに行う。杉並区在住。2022年の杉並区長選挙では岸本聡子選対本部長を務めた。現在は岸本聡子の政務担当者としても活動。共編著に『自由貿易は私たちを幸せにするのか?』(コモンズ)。編著に『日本の水道をどうする?―民営化か公共の再生か』(コモンズ)など。
上智大学外国語学部卒業後、ジョージタウン大学国際政治学修士課程、コロンビア大学建築学部都市計画修士課程を経て、大阪大学大学院国際公共政策研究科博士課程修了。テレビ局、財団に勤務後、2001年より経済産業研究所研究員。2002年に東京大学客員助教授。2004年から中央大学政策学部教授。1997年より地雷廃絶日本キャンペーン(JCBL)に関わり、現在、副代表理事。TBSサンデーモーニング コメンテーターも務める。
大阪ボランティア協会 理事長。
大阪府出身。大学で電子工学を専攻するも様々な市民活動に参加して方向転換。大阪ボランティア協会に就職。日本NPOセンターなどの創設にも参加。2009年に退職しフリーランスに。2020年から同志社大学政策学部客員教授も務める。
鹿住 貴之
1998年大学生協の呼びかけで設立された都市と農山漁村を結ぶJUON NETWORKに事務局スタッフとして参画。99年3月より事務局長。その他、NPO法人森づくりフォーラム常務理事、認定NPO法人エンパワメントかながわ理事、認定NPO法人日本ボランティアコーディネーター協会副代表理事、杉並ボランティアセンター運営委員等様々な市民活動に携わっている。著書に『割り箸が地域と地球を救う』(創森社・共著)等。
ボランティアサークル「甲斐縁隊」代表。2002年山梨県甲府市生まれ。甲府市内の小中高校を卒業後、山梨学院大学法学部法学科に入学。現在、大学3年生。小中高校では硬式テニスに熱中し、関東大会に出場経験あり。大学入学を機に、興味を持っていたボランティア活動を行うため、甲斐縁隊に所属。昨年、甲斐縁隊は20周年の節目を迎え、100名を超えるメンバーが所属する中、幹部として活動し、今年は代表を務めている。
山梨県立大学3年
NPO法人チャリティーサンタ甲府支部の副代表。
大学一年生の時からNPO法人チャリティーサンタ甲府支部に所属し、団体のあたたかさに惚れ込み、2023年度の副代表に立候補。
甲府支部は今年で発足14年目で約100人で活動しており、クリスマスでの活動の他にも1年間を通して子どもにむけたボランティア活動などを行っている。
山梨英和高校2年 flap代表
2019年4月に結成されたflapは『県内の高校生が地元山梨県の地域活性化の活動を多くできるように』という強い想いで作られた新しい高校生の団体。
過去の活動内容としては甲府七夕まつりで地域活性化目的のクイズやパフォーマンス、にじいろのわこども食堂、竹害で困ってる方を助ける目的で信玄公芸術竹灯籠祭2023の竹灯籠作成、こどもたちと一緒にバディーになって富士川河口クリーン作戦に2度参加。
駿台甲府高等学校2年
2020年3月、小学生の学習支援を目的に駿台甲府高校の有志により発足した団体 Linkの4代目代表。
新型コロナウィルスの影響を受け、活動を自粛していたが
休校が続く児童らに向けた学習ドリルの作成から活動をスタート。
現在も地域貢献を目的に学童施設、母子家庭などに向けたボランティア活動を継続している。
NPO法人茨城NPOセンター・コモンズ 理事 兼 事務局長。
2002年獨協大学 外国語学部 英語学科卒業後、国際物流企業での3年半の営業活動を経て、2006年より渡米し、ニューヨーク市立大学大学院バルーク校へ留学。2008年、同校行政学修士NPO運営コース修了。その後、1年間同大学の環境プログラムの研究職に従事し、大学のサスティナビリティ化に貢献。これまで、知的障がい者作業所、青少年育成芸術団体、国際環境NGO、国際平和NGO、難民支援NGOなど、日米両国の様々な市民活動に関わる。
1980年、日本初の民官協働による冒険遊び場『羽根木プレーパーク』で活動。翌年、国内初の職業プレーリーダーとなり、地域住民と共に世田谷・駒沢・烏山の3プレーパークの開設に携わる。子どもが遊ぶことの価値を広めるため2003年にNPO法人『日本冒険遊び場づくり協会』と2005年にNPO法人『プレーパークせたがや』を立ち上げた。2014年にNPO法人『園庭・園外での野育を推進する会』設立。2016年に一般社団法人『日本プレイワーク協会』を設立した。
自宅にてピアノ教室・学習教室を開催しながら、区立小学校の支援員を経験したことなどで、地域で子ども達の支援をすることの必要性を強く感じ、地域の中での子ども達の居場所として「子ども村ホッとステーション」を2014年に立ち上げた。
元高等学校英語教諭。現在、東京荒川少年少女合唱隊 事務局代表、あらかわ冒険遊び場の会 会長、荒川区子育支援課主催学習支援「学びサポート」コーディネーターを務める他、地域の様々な世代と関わりながら、尾久初空襲を忘れない会実行委員、地域猫と共に生きる会代表としても活動している。
元 一般社団法人富士福祉事業団理事長。
1983年インド・ムンバイで故マザー・テレサと出会い支持し、亡くなる1997年まで日本におけるスポークスマン的役割を果たす。東日本大震災直後から岩手県釜石市の支援に取り組み現在も同市の地方創生アドバイザーを務める。
東京ボランティア市民活動センター運営副委員長、ボランティア活動センターこくぶんじ運営委員長、東京都北区協働地域づくり推進事業選定委員長などを歴任。
駒澤大学大学院人文科学研究科社会学専攻博士後期課程修了、東北女子短期大学生活科講師、健康科学大学健康科学部福祉心理学科准教授、武蔵野大学人間科学部社会福祉学科准教授を経て、2017年4月より武蔵野大学人間科学部社会福祉学科・武蔵野大学大学院人間社会研究科 実践福祉学専攻 教授。
専門は、高齢者福祉とソーシャルワーク、ソーシャルワーク教育、地域住民のエンパワメント。